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火山の本

地質学・火山学の専門的な本ではなく、文系的な火山の本のリストです。 『火山と日本の神話』の編集の過程でチェックした本、論文を中心に紹介しています。(リストは順次、更新中です)

 

 

『縄文の地霊』(西宮紘 一九九二年 工作舎)

 ── 縄文文化と火山信仰をむすぶ画期的論考 ──

縄文人の精神文化を、「火」をモチーフのひとつとして読み解き、縄文時代、火山の神への信仰があったという議論が展開されています。火山神話についての先駆的な研究のひとつ。

つづきはこちらより。

 

 

「神話と地球物理学」(寺田寅彦 一九三三年)

 ── 古事記と火山をつなぐ天災的(?)思考 ──

物理学者にして、俳人、随筆家、寺田寅彦による古事記神話の地質学的解釈。火山神話論の元祖的論考です。

つづきはこちらより。

 

 

 「日本神話の一考察──火山信仰の痕跡について」(湯浅泰雄 一九七〇年 『湯浅泰雄全集』九巻・白亜書房に所収)

  ── 天皇家始祖は火山の女神と婚姻した ──

思想史家・湯浅泰雄氏による火山神話論は、コノハナサクヤ姫を火山の女神ととらえ、天孫ニニギとの婚姻を大胆に読み替えるものです。

つづきはこちらより。

 

 

「地下の火と火の神」(藤沢衛彦 一九二六年 雑誌『伝説』)

 ── 火山神話論は大震災とともに出現した ──

関東大震災の三年後、藤沢衛彦は、火山と地震の神話をひろく紹介する論考を発表しています。火山の神話にかんする先駆的な事例のひとつです。

つづきはこちらより。

 

 

「火神の出現――古事記解釈の一節」(山田孝雄 一九二〇年 京都文学会編雑誌『芸文』) 

 ──巨大噴火で誕生した火の用心の神さま ── 

文法研究の権威、国文学者・山田孝雄は、火の神カグツチの物語を火山の大噴火であると考えました。

つづきはこちらより。

 

 

『火山列島の思想』 (益田勝実  二〇一五年 講談社学術文庫)

国文学者益田勝実による火山神話論の名品『火山列島の思想』の復刻。出雲のオオナムチ(大穴持)は火口を象徴する火山の神という説が提示されています。

 

月刊『学術の動向』二〇一五年十月号 (日本学術会議 )

出雲神話の世界を地質学的なアプローチで紹介する出雲ジオパークのとりくみが特集されている。『火山と日本の神話』でワノフスキーの解説をしている野村律夫・島根大学教授の論考も掲載。

 

『火山島の神話 「三宅記」現代語訳とその意義』(林田憲明 二〇一四年 未知谷)

東京都職員の著者が中世の火山神話「三宅記」を解読。火山群島である伊豆諸島は、火山の神々の営為によって誕生したと物語られています。

 

『火山と人間の歴史』(原書房)2013年

イギリスの美術史家の著作の翻訳。「火山──ターナーからウォーホルまで」という展覧会から生まれた本で、絵画作品のなかの火山を通して、ギリシャ神話や聖書のなかの火山神話が解読されている。

 

『地震と噴火は必ず起こる』(巽好幸 二〇一二年 新潮社選書)

著者は瀬戸内火山帯(第三紀火山)の研究者で神戸大学教授。日本列島における地震と噴火のメカニズムを解説していますが、「日本神話と列島の変動」という項目を設け、火山神話論に言及。

 

『歴史のなかの大地動乱』(保立道久 二〇一二年 岩波新書)

桃山堂刊『火山と日本の神話』の執筆陣のひとり歴史学者保立道久氏が、東日本大震災を受けて執筆した文献史学にもとづく論考。スサノオ、イザナギが火山神であることをはじめ、神話と火山の関係が詳述されています。

 

『富士覚醒』(石黒耀 二〇一一年 講談社)  

『死都日本』(同上 二〇〇八年)

それぞれ霧島火山、富士山の噴火が起きたら──という内容のシミュレーション小説ですが、作中人物たちの会話のなかで、火山神話についての議論が展開されています。著者石黒耀氏の本業は医者ですが、専門の火山学者レベルの知識をもつという評判。 

 

 松村武雄『日本神話の研究』二巻、三巻(一九五五年)

 

 

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